製作事例

●真空注型マスターモデル(光造形)

 内容
●光造型樹脂の中では安定性が高く、注型マスターモデルとして最適なSCR-735を使用しております。またサーフェイサーにより細かな積層目や傷を埋める効果に加え、注型でのシリコン型取りの際の硬化不良を抑える面もあります。

●意匠面の積層除去はもちろん、寸法公差箇所の調整も行います。最終の表面研磨は基本♯400番程度となりますが、ご要望であればさらに細かい番手での研磨も承ります。

※基本はキャビ面の積層除去&サーフェイサー処理&その他キャビコア両面の摺動箇所の仕上げとなります。

●造形マスター寸法精度のおおよその目安
・6mmまでに対して、±0.05mm 
 (Z方向は±0.1mm)
・6mm~50mmまでに対して、±0.1~0.15mm
・100mmを超える場合は、100mm毎に対して、
 ±0.2mm程度になります。

●メリット
従来の切削マスターより短納期での製造が可能で基本的には切削マスターよりやや安価です。また刃物による角Rがつかないために実際の3Dに限りなく忠実な注型品の製造が可能です。

●デメリットとしては、切削マスターに比べ精度がやや劣ります。また、注型のシリコン型からのマスター脱型時に、マスターモデルが破損する可能性が高いです。
 サイズ
●造形最大サイズ:
X:850mm Y:650mm Z:400mm
積層ピッチ 0.1mm~0.2mm
ビーム径:0.1mm~0.3mm
 表面処理
●マスターモデルに表面処理を施すことにより、注型品も同様の表面になります。通常は♯400番程度の表面となりますが、下記の表面処理を施す事により、成形後の注型品が同様の表面となります。

●光沢仕上げ:
マスターモデルの表面を光沢仕上げを施すことにより、艶のある光沢注型品となります。透明度の高い透明・クリアカラーの注景品をお求めの場合も同様となります。

●シボ仕上げ:
マスターモデルの表面にシボ塗装を施す事により、梨地模様や皮革模様を注型品の表面に再現する事が可能です。

●塗装・メッキ下地処理:
マスターモデルの表面を塗装やメッキの下地まで研磨することにより、注型成形品への塗装・メッキ処理の工程が容易になります。

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