光造形
光造形
データに忠実なモデル製作が可能
光造形法とは、液状の光硬化性樹脂をスライス断面データに基づいて紫外線レーザ光を照射して一層ずつ硬化させ、積層しながら立体モデルを直接生成するシステムです。
3D-CADで入力されたデータに忠実でシャープな仕上がりとなります。
塗料と相性が良いため、様々な塗装を施す事も可能です。
用途は形状確認でなく、製品の機能試験にも使用できる精度です。
注型のマスターモデルとしても、ご好評を頂いております。
光造形通常製品
サポートを除去し研磨した標準の光造形品です。最も工期が短く、単価も安く上げる事ができます。多少積層目は残りますが、安価な注型マスターとしても最適です。
注型マスターモデル
サポート跡を研磨し意匠面と機能面の積層を研磨し、サーフェサーで滑らかな表面に仕上げます。研磨処理が加わる分、通常仕上げより工期と単価がやや割高になります。
透明/光沢マスターモデル
表面の積層目を研磨した上で、最終的に両面にクリア塗装を施します。真空注型で複製した際に、透明度の高い製品や、光沢のある製品となります。工期と単価は割高になります。
対応サイズ
サイズ | X:650mm Y:850mm Z:400mm 積層ピッチ 0.1mm~0.2mm ビーム径:0.1mm~0.3mm |
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フロー
CAD上にデザインされた3次元モデルは、幾層もの薄い断面体にスライスされ、等高線データに変換されます。
等高線データに基づき、紫外線レーザーがタンク内の光硬化性樹脂の表面を走査して、断面形状を描いていきます。レーザーが当たった部分は硬化し一層分の断面体が形成されます。
エレベータが一層分ずつ下降して、連続的に幾層もの薄い断面体を積層し、3次元モデルを形成していきます。
この繰り返しによって3次元モデルが完成し、最後にエレベータを引き上げてモデルを取り出し、後処理が施されます。
樹脂物性一覧表
概要 | 液体樹脂の特性値 | ||
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グレード | SCR735 | 臨海露光量:Ec mJ/㎠ | 23 |
材料タイプ | エボキシ系 | 硬化深度:Dp m | 160 |
装置の種類 | SCS-8000等 | 粘度(25℃) MPa | 0.47 |
光源 | 固体レーザー | 密度(25℃) J/m | 1.13 |
特徴 | 高耐熱、高靭性 | ||
ポストキュア | 無しor加熱 |
特徴…耐熱性と靭性のバランスに優れ、幅広い用途の造形に適しています。
硬化物の物理的特性(ポストキュアが必要な品種は、ポストキュア後の物性) | |||
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ポストキュア無し | ポストキュア有り | ||
引張強さ MPa | 45 | 67 | |
引張弾性率 MPa | 2510 | 2720 | |
破断時の伸び % | 6.8 | 6.0 | |
曲げ強さ MPa | 83 | 97 | |
曲げ弾性率 MPa | 2530 | 2570 | |
アイゾット衝撃値 J/m (ノッチ有り) | 29~33 | 34~39 | |
セルフタップ性 | ◎ | ○ | |
HDT(高荷重) ガラス転移温度(測定法) | HDT=48℃ Tg=90℃ | HDT=85℃ Tg=110℃ |
3Dプリンター
3Dプリンター
リーズナブルなコストで3Dデータから立体へ
熱に溶ける樹脂をノズルから押し出し、1層ずつ積み上げていくFDM方式です。
耐衝撃性の高いABS、PLA樹脂を使用することが可能で、様々な色から材料を選べるのが特徴です。
精度や表面仕上がりが比較的粗いのが欠点ですが、安価に製造できるために寸法精度を求められない製品やフィギュアなどに向いています。
対応サイズ
サイズ | 造型可能サイズ (X)230×(Y)270×(Z)200mm 積層ピッチ 0.05mm~0.2mm ノズル径:0.35mm |
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取り扱い材料
材料 | ABS(各種カラー) PLA(各種カラー全16色) |
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PLA(ポリ乳酸)とは
成型された物はしなりが少なく強固です。成型温度がABS樹脂よりも低いために、反りの少ない造形が可能です。
造形された物はやや高温に弱いという欠点があります。
フロー
3DデータをSTLに変換して、必要箇所にサポートを生成し、スライスDATAに変換します。
変換されたスライスDATAに基づき、1層事にノズルから溶かした樹脂を積層していきます。
1層が終わるごとにテーブルが下がっていき、繰り返し積層して造型が進んでいきます。
機械から上がった製品からサポートを取り除き、研磨/表面処理を施して完成です。