●SUS303|切削|加工|ステンレス

- 参考材料
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●SUS303
(オーステナイト系ステンレス)
- 内容
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●SUS303の特徴
SUS303は快削ステンレスといい、オーステナイト系 SUS304に快削性元素の硫黄(S)とリン(P)の含有量を増加したステンレスです。快削性と引き換えに若干耐食性に劣るために、塩分や水分に長期間晒される環境での使用はおすすめできません。但し、通常の使用であれば腐食の心配はありません。
材質的にはSUS304に比べSUS303の方が若干高くなりますが、SUS303の方が加工費を抑えられる場合があり、トータルコスト削減のためSUS303をおすすめする場合もあります。また寸法精度を求めれられる部品や深リブ・深穴加工がある場合はSUS303をご提案させていただく場合もあります。
●SUS303の注意点
溶接の必要性がある場合は、SUS304をおすすめいたします。(快削成分を含有しているので、接欠陥が出やすいため。)
●用途
自動盤用ボルト・ナット。機械設備及び各種産業部品。
●ステンレスとは・・・?
鉄にクロムやニッケルなどの元素を加えた合金鋼です。鉄にクロム等を添加することにより、表面に酸化皮膜が形成され耐食性が強くなるために、非常に錆に強い性質を持ちます。「ステン」とは錆びる、「レス」は~しないを組み合わせた造語です。
英名:stainless steel。
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